必要最低限の費用で済む
独学の最大のメリットは必要最小限の費用で合格することができるという点です。
必要なものは市販の参考書と過去問集くらいなので受験料の他にかかる費用は数千円もあれば十分です。1回飲みに行くのを我慢すれば簡単に捻出できます。
1回の受験で合格できればコストパフォーマンスは最高です。同じ合格だったとしても、高額な講習会や通信教育を利用した場合とは比べ物になりません。
仮に試験に不合格になってしまったとしても、普通に働いているのであれば金銭的な損失はほとんどないと言ってもいいくらいです。
好きな時間に勉強できる
受験者には各々の仕事や家庭環境に応じて様々な生活サイクルがあると思います。
特に、仕事が多忙で帰宅が夜遅かったり休日出勤が多かったりすると、決まった時間に行われる講習会などには参加する時間が取れないかもしれません。
しかし、独学であれば自分の生活サイクルに合わせて勉強できます。昼休みの休憩時間、早起きして確保した時間、夜寝る前のちょっとした空き時間など、その気になればいつでも勉強することができる柔軟性が独学にはあります。
分野ごとの時間配分を選べる
実務で携わっている分野であれば多少の見直し程度は行うにしても、わざわざ腰を据えてじっくり勉強する必要はないと思います。
その分の浮いた時間を別の分野の勉強にあてて弱点を克服するといった柔軟な勉強スケジュールを立てることができます。
仮に講習会に参加した場合は時間割に沿って講義が順番に行われるため、既に十分に理解している分野の講義も時間をかけて受けなければならず、忙しい中で勉強時間を捻出していることを考えると少し非効率な勉強方法に思えます。
自分に合う参考書が選べる
講習会や通信教育を利用する場合、参考書や過去問題集等のテキストは指定されたものを使用する必要があると思いますが独学であれば自分の好きなものを選択することができます。
写真や図が多いもの、解説が詳しいもの、多色刷りのものなど、自分の好みに合ったものを使用すれば勉強に対するやる気も増すかもしれません。