学科試験の勉強方法(盛土の施工)

盛土の施工は原位置試験と同じくらい試験に頻出している分野ですので、確実に得点を確保できるように万全の準備で試験に臨みたいところです。

過去問を2~3周しながら解説や参考書をしっかり読めばかなり覚えることができると思います。

盛土の問題はバリエーションが豊富

盛土を施工する際の手順は

  • 基礎地盤の処理(伐開如今・表土処理)
  • 軟弱地盤の処理
  • 段差の処理
  • 敷均し
  • 締固め

と5段階に分かれていますが、基本的には締め固めについての出題が多いです。

最近では平成22~23年に出題されています。平成23年は締め固めに用いる機械の特徴についての問題、平成22年は締め固めを行う際の注意点についても問題です。

盛土の締め固めに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。(平成22年度 問題3)

  1. 建設機械などのトラフィカビリティが得られない軟弱地盤上では、あらかじめ地盤改良などの対策を行い盛土する。
  2. 盛土の締固めは、土の構造物としての必要な強度特性を確保し、圧縮沈下量を極力小さくするために行う。
  3. 盛土構造物の安定は、基礎地盤の土質に関係なく、盛土材料を十分締め固めを行うことによって得られるものである。
  4. 盛土の締固めの効果や性能は、土の種類、含水量、施工方法によって大きく変化するので、その状態を常に管理しながら締固めを行う。

※正解は3

実地試験対策も忘れずに

盛土は学科試験だけでなく過去には平成26年度と21年度の実地試験にも出題されています。

どちらのときも用意された語句を用いた穴埋め問題でしたので難易度はそれほど高いものではありませんが、学科試験の4択に慣れていると迷ってしまうような問題です。学科試験の知識がある程度身に付いたら学科試験も疎かにならないように過去問を解くようにしましょう。