合格点を目標にしない

最低でも8割を目指す

全国建設研修センターのHP内の2級土木施工管理技術検定試験の案内を見ると、合格基準は

  • 学科試験 得点が60%以上
  • 実地試験 得点が60%以上

と記載されています。

学科試験は61問中40問の選択なので40問×60%=24問正解以上で合格、実地試験は配点が公開されていませんが大問1~3(1が経験記述)が必須で問4~5から1問選択の計4問(1問完答で25%)なので、経験記述1問は完答するとして他に大問3つがいずれも半分くらい解けていれば概ね合格する可能性は高いだろうと言えるでしょう。

しかし、合格基準が60%だからと言って60%を目指して勉強するのは止めましょう。満点~9割を目標にできればベストですが、仮に忙しくて勉強の時間があまり取れそうになかったとしても8割を目標に勉強すべきだと思います。

午前中の学科試験で考えてみると、

  • 90%解ける実力の場合 … 40問×90%=36問は正解できる
  • 80%解ける実力の場合 … 40問×80%=32問は正解できる
  • 70%解ける実力の場合 … 40問×70%=28問は正解できる
  • 65%解ける実力の場合 … 40問×65%=26問は正解できる

ということになります。

合格するには24問以上の正解が必要ですので、80~90%程度を正解できる(36問は正解できる)実力を持って試験に挑んだ場合はそこから更に8~12問くらい間違えてもまだ合格圏内です。

しかし、65~70%程度しか正解できない(26~28問しか正解できない)実力の場合はそこから更に2~4問くらい間違えたら合格が怪しくなってきます。もし、合格ラインギリギリの60%しか正解できない(24問しか正解できない)実力で試験に臨んだとしたら、本番で1問でも間違えたら即不合格です。

試験本番では緊張してしまう可能性が高いことや、試験に初めて見る問題が出題される(例え試験問題が過去問の傾向を踏襲していたとしても初出題の問題は必ずあります。)ことを考慮すると普段の実力から更に数問間違えることは十分予想できますので、安全策として予め合格基準点の上を目指して勉強していた方が良いのです。

せっかく忙しい中、時間を割いて勉強するのですから、どうせなら一発合格を目指して目標を高めに勉強した方が安心です。