学科試験の勉強方法(土の原位置試験)

土の原位置試験は過去の試験の中でも頻出の分野ですので、どんな問題が出題されても全問正解するくらい勉強しなければなりません。

出題されるのが最初からわかっている原位置試験に関する問題で得点できないようであれば合格の可能性は極めて低いと言っても過言ではないでしょう。

原位置試験は基礎中の基礎

原位置試験は全ての土木の基礎となる内容であるため、道路などの専門土木では何の説明もなしに登場します。

つまり、原位置試験を覚えておかなければ問題や設問の意味がわからなくて解けない問題が増えてしまい合格が遠のきますので、試験に確実に合格するためには避けては通れません。

名称だけでなく利用方法なども覚える

全ての原位置試験について、以下をセットで覚えるようにしなければなりません。

  • 各試験の名称
  • 求められるもの
  • 利用方法
  • 具体的な試験内容

実務で目にしたことがない試験はなかなか覚えられないため、参考書の説明文だけではなくYouTubeなどの動画サイトで実際の試験の様子を見てみるとイメージが掴みやすく覚えやすくなります(参考:インターネットを用いた勉強方法)。

原位置試験の出題傾向

出題傾向としては、以下のように「目的と試験名」・「試験名と利用方法」などの組み合わせを選択する問題が多いです。

土質試験の「目的」とその「土質試験名」との組み合わせとして、次の打ち適当でないものはどれか。(平成20年 No.1)

選択肢 目的 土質試験名
1 粘性地盤の沈下層の推定 圧密試験
2 盛土の締固め度の推定 締固め試験
3 盛土斜面の安定性の推定 一軸圧縮試験
4 地盤の透水性の推定 含水比試験

※正解は4

土工に関する室内試験及び原位置試験の試験名とその試験結果の活用の組み合わせとして次のうち、適当でないものはどれか。(平成22年 No.1)

選択肢 試験名 試験結果の活用
1 砂置換方による土密度試験 盛土の締固め度の管理
2 土粒子の密度試験 土のせん断強さの推定
3 土の一軸圧縮試験 支持力の推定
4 ポータブルコーン貫入試験 建設機械の走行性(トラフィカビリティ)の判定

※正解は2