テキストは参考書→過去問の順番で手をつける
人によりけりなのでしょうが、いきなり過去問をやっても知識がなさ過ぎてそもそも問題文の意味がわからない、ということもあり得ます(私はそうでした。)ので、まずは参考書を用いて各分野の必要な知識を固め、その後に過去問に取り組みましょう。
過去問は、最初は間違いだらけで凹むかもしれませんが仕方ないので気にしないで下さい。重要なのは間違ったところは解説や参考書を読んでしっかり理解して覚えることです。
基本的に丸暗記はダメです。丸暗記していると問題の形式が少し変わっただけで対応できなくなってしまうからです。
丸暗記をして良いのは、何度繰り返し復習をしてもどうしても覚えられないとか、試験直前の見直しのときに目に焼き付けておくなどのいわば最後の手段です。とはいえ、過去問を3~5周くらいすればおおよそのことは頭に入るはずので、丸暗記する必要はほとんどないかと思います。
間違えた問題はチェックしておく
過去問を解いて答え合わせをしたら後で読み返したときにわかるように不正解だった問題には印を付けておきましょう。これは、1周目だけでなく2周目以降に取り組む際も同様です。
同じ問題で何度も間違いを繰り返すと沢山印が付いていくことになりますので、「印が多い問題=自分が苦手な分野」ということが一目でわかるようになります。そして復習の際は印をつけた問題を重点的に復習していけば効率良く勉強することができますのでオススメです。
なお、印を付ける際の注意点ですが、勘で正解した問題(消去法で選択肢が2つ残り、そのうち片方を選んだら運良く正解となった問題)にも印を付けておきましょう。
勘で正解した問題は内容を理解して正解した問題ではないため、復習しないと忘れてしまうためです。
苦手分野から逃げない
学科試験は61問中40問の選択問題なので、自分の得意な分野(実務で携わっている分野)で得点を稼ぐ他、未経験だけど簡単だなと思う分野で得点を確実に稼ぐようにしたいところです。従って、勉強しながら得意な分野・難しい分野・簡単な分野の見当をつけておくことも重要です。
ただ、各分野ともせいぜい2~3問しか出ないので、得意な分野・簡単な分野の勉強だけで大幅に点数を伸ばせるわけではありません。苦手分野を潰して得点の底上げをしなければ合格は難しいため、苦手分野から逃げずにしっかり勉強するよう注意しましょう。