勉強期間・勉強時間はどのくらい必要か?

私は平成26年に「学科・実地試験」(申込みは4月・試験日は10月)を初めて受験して一発で合格することができました。

以下、その前提でお読み下さい。

必要な勉強期間・勉強時間

私の場合、試験の申込みをした後、5月のゴールデンウィークくらいにテキスト(参考書と過去問題集)を購入したのは良かったのですが、その後はやろうやろうと思いつつ先延ばしを繰り返して本格的に勉強に取り組み始めたのは8月の下旬くらいからですので、勉強期間は約2ヶ月でした。

その2ヶ月の間、平日は仕事が終わった後の夜に1~2時間くらい、土日は午前中に3~4時間くらい勉強していました(午後は基本的に勉強していません)。なので、トータルでは長くても180時間くらいです。

私が2級土木施工管理技士の合格に費やした勉強時間(目安です)

(2h/日 × 5日 + 4h/日 × 2日) × 10週間 = 180時間

ですが、仕事が終わるのが夜遅かった日、飲みに行った日、やる気が出なかった日などは勉強していませんので、実際にはもっと短いです。もしかしたら100時間くらいかもしれません。

2級土木施工管理技士の試験の合格には400時間が必要とも言われていますが、私の経験としては正直そんなには必要ないと思います。せいぜい200時間くらいあれば十分ではないでしょうか。

ただし、個人の能力によって必要な勉強時間の長短は変わります。同じ内容を勉強したとしても、理解するのに1時間かかる人、30分あれば十分な人、2時間ないとダメな人、など色々います。

私の場合は長くても180時間くらいあれば十分だった、というだけですのであくまで参考程度に留めてこれを鵜呑みにはしないで下さい。

とりあえず早めに勉強を始めた上で、どのくらいの時間が必要になりそうなのか予想を付けて計画を練るのが良いのではないでしょうか。

土木は専門外の分野だった

ちなみに、私は大学の学部卒ですが土木関係の学科ではなく(高校も普通科卒)、基礎知識も何もない状態で土木業界に飛び込みましたので、受験に必要となる最低限の実務経験は積んだものの、土木のことを体系的に勉強したことは一切ありませんでした。

その状態で合格までに費やした勉強時間が上記の時間でした。(なお、決して頭が良いわけではないので大学のレベルも大したことはありません。)

その点を考慮すると、高校・大学で土木関係の勉強をして基礎知識を持っている人であればもっと短い勉強時間で済む可能性が高いです。

合格までの理想の道のり

上記の通り、私の場合は試験ギリギリまで2ヶ月かけて学科試験・実地試験ともに仕上げましたが、正直オススメはしません。

試験直前にようやく全範囲の勉強が完了するような計画を立てていると、突発的な残業や休日出勤などにより勉強時間が確保できない日が続いたときに十分な準備ができていない状態で試験に臨まなければいけなくなってしまうからです。

ですので、理想を言うならば、試験の申込みの後は試験日まで半年かけて少しずつコツコツと勉強を続けていくのが良いと思います。そうすれば1日あたりの勉強時間を短くするとか、勉強をするのは平日だけにして土日は一切やらないでリフレッシュに専念する、といった負担の少ない勉強方法も可能だからです。